Uncertain Odyssey


世界叙情記
by crescentadv
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アフリカの角は遙か彼方

アフリカは、長らく私の憧れの大地だった。長すぎた夢想から醒めて、初めて現地に行ったとき、その目的地はソマリアだった。当時の私は、いわゆるニュースカメラマンで、フォトジャーナリズムの世界に飛び込んできたばかりだったし、若くもあったので、ただ必死で、それでいて押さえがたい衝動、快感に近い感覚が沸き起こってくるのを押さえられなかった。ソマリアは当時、世界のトップニュースを連日飾り、紛れもなくホットスポットだった。
 「ブラックホークダウン」という米国映画を記憶している人も多いと思うが、あの当時あの現場に私はいた。あの映画は、米国のプロパガンダではあるけど、ソマリアの雰囲気、空気、そしてソマリアのミリシアの雰囲気を、とてもうまく再現していたと思う。
 そんなソマリアに、今年また行くことが出来た。いまや、完全に忘れ去られた場所。しかし、当時の知人たちと再会し、彼らはとても平穏に楽しそうに生きていた。ソマリアには政府がないのだが、もともとそういうシステムに生きていなかった人たち、社会だ。部族社会が非常に良い形で機能しているという印象を受けた。もっとも、そういうアウトロー国家の存在を、世界システムは容認出来ない。昨年以来再燃した政府再建の動きの中で、ソマリアの情勢にも徐々にではあるが、暗雲が立ちこめてきているようにも感じられた。
 ソマリアの人々の生活がどうなっていくのか、私は非常に関心を持ちながら、推移を見守っている。
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by crescentadv | 2005-11-14 00:08 | アフリカ
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